冒頭の写真。おばあちゃんの最高の笑顔の1枚。実はこの写真はカメラマンではなく、お孫さんが撮影した1枚なんです。ご実家に伺ってまずは室内で撮影タイム。その後、お庭に出て外での撮影をし始めていた時でした。お子様がカメラに興味を持ち始め、撮影した写真を興味津々にのぞき込んできたので、撮影の仕方を簡単に教えてカメラを渡してみることに。
このおばあちゃんの表情は、お孫さんがカメラを向けたからこそ引き出せた表情でもあるんですよね。もちろんプロカメラマンである以上、おばあちゃんの表情を引き出すことは使命でもあるんですが、この笑顔は関係性があるからこそ出せたんだろうなと。
写真って、コミュニケーションのきっかけの一つだと思うのです。dayBirthは単なる出張撮影サービスではなく、撮影を通して家族がコミュニケーションを取るきっかけを作る役目も果たしているんだなと撮影をして感じました。
撮影中に、おばあちゃんの撮影風景を見てお母様が一言。「おばあちゃんの遺影に使えるな!」と。これはもちろん冗談半分だったでしょうが、実はdayBirthの裏テーマとしては、この家族撮影のタイミングで親御様やおじいちゃん、おばあちゃんの“今”をカタチに残すということも大切にしているんです。
おばあちゃんが写真データを見てどう感じられたのかカメラマンとしては気になるところ。でもきっと冒頭の写真には勝てないだろうな。笑